コラム

Column

古民家から出た古建具を、マンション用室内ドアに再生しました!

【左から洗面所、寝室、洋室】

古民家からでた蔵戸や御簾戸をそのまま室内の引き戸として使うのは最近よく見かけると思います。
でも、今回さらに一歩踏み込んで、手を加えて室内ドアに転用しました。

【古民家再生引き戸を洗面所側から見た写真】

【古民家からでたもともとの引き戸】

細かい格子の間には何もなくスカスカ、しかも室内開口枠高さよりも格子戸の方がかなり低かったのです。
手を加えたのは3点です。
①高さを合わせるために、格子戸の上下に段階的に接ぎ木をしました。
②汚れを落としてから塗装しました。
③少し厚手のワーロンを室内側からはめ込んで、すき間をなくしました。
④把手を現場で埋め込みました。

【洋室、開き戸の再生古民家建具です】

この古民家再生建具はさらに凝った加工をしています。
元々の古民家建具の横幅より、マンションの開口幅が狭かったので、一度、古民家建具の格子をばらしてから組みなおしました。

【室内側からワーロンをはめ込んでいます】

【上下に継ぎ木をして開口枠の高さに合わせています】

さらに引手を取り付け、塗装の色目と合う蝶番を取り付けて完成です。

【ワーロンから透けて見えるのはトイレのアンティーク照明です】

マンションの建具には、部分的に明り取りがあったり、リビングには大きなガラスがはめ込んであるものもたくさんありますが、グレードの高いのはリビングで、他は安いもので済ませることが多いのが新築マンションですね。

この建具を注文された方にとっては、室内のいずれの空間も同様に重要だったのです。
また、閉めていても中の様子が何となく感じられる日本の建具の伝統美で、残念ながら今のマンションインテリアにはそんな思想は有りません。どの部屋も大切にしたいという優しい思いがこの古民家再生建具になったわけですね。

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Kyohei Takaoka 高岡 恭平

森林浴生活株式会社 代表取締役社長
マンションリノベーションアドバイザー

旧パナホーム営業マン歴22年、不動産営業マン歴8年、リフォーム専業歴15年。
マンションリノベーションアドバイザー。建築物石綿含有建材調査者。
マンションや戸建全般に通じ、不動産購入の手続きにも詳しく、広く相談に乗れます。

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Hiromu Yamamoto 山本 寛

ヤマモトヒロムデザイン事務所 代表
一級建築士

一級建築士。設立34年目を迎えるヤマモトヒロムデザイン事務所の代表。
店舗デザイン、戸建の建築に携わって40年以上。モダンでおしゃれな空間設計に定評があり、オーダー家具のデザインも多数手がける「見せ方のプロ」です。

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Satoshi Fujisawa 藤澤 敏

藤澤工務店 代表
大工

宮大工修行を含め、神戸で大工歴50有余年。
昔ながらの木造建築、特に無垢材の扱いに長ける。「神戸の大工は建具が扱えて一人前」と豪語する棟梁で、マンションリノベーションも経験豊か。