コラム

Column

湿気と結露に弱いMDF

【薄いMDFで仕上げてあるアルテピアの押入れの床】

先日、押入れの床を踏み抜いたから見に来てほしいとお施主様から連絡がありました。
MDFってご存知ですか? 特徴はというと以下のように紹介されています。
「紙と同質でありながら、紙よりはるかに厚くて強く、幅や長さの狂いも少ない使いやすいボードです。表面は硬く平滑で、中は緻密。加工面がきれいに仕上がります。比重は0.65程度。板面へのクギ打ちや木ネジは効きますが、 木口面にクギ打ちする場合は割れが生じやすいです。クギの保持力や湿気に対してあまり強くないですが、安価で扱いやすい素材です。」

【ベルエール西神南では、窓枠にも使われています】

「…湿気に対してあまり強くない…」のに、マンション新築時の業者は、平気で湿気や結露の発生するところに使用しています。おまけに、今回の押入れに使われていたのはとても薄いものです。押入れの床の下はすぐコンクリート面です。
コンクリートが湿気を呼びやすいことを知っていれば、せめてベニヤ板くらい使って欲しかったところです。

また、窓枠の下枠は結露がタップリと溜る所です。他の現場でも、「下枠が部分的に膨らんでいるのはなぜか」と聞かれたことがあります。結露がプリントの下のMDFに染みこんでぷっくり膨らんでいたのです。おまけに「…釘の保持力にあまり強くない…」MDFの窓枠はカーテンレールの取付けに適していません。窓枠上の壁に下地も入ってなかったし…

【ドアの内部が一部、膨張したプリント貼りのトイレ扉】

この写真は新築後10年の一戸建のトイレ扉です。湿気が侵入した原因は不明ですが、これもたぶんMDFだと思います。これはほんの一例ですが、マンションが安普請だといわれる所以です。
これらの仕事を指示したマンションデベロッパー、施工業者には、マンションというコンクリートは湿気を呼びやすい、結露が発生するということを知らなかったのでしょうか?
知らないはずはないでしょうね。新築マンションの畳の下には、防湿シートや除湿剤が入っていますから。彼らはコストダウンのために不適切な商品選定をしたのです。

【9㎜の桧の合板で押入れの床を仕上げました】

マンションを見ていると10年持たない製品がたくさんあります。上記以外に、クロスやソフト幅木が剥がれる。
クッションフロアが浮き上がる。結露で気がついたらカーテンがカビだらけ。これらの現象はなぜ起こるのでしょう?
湿気による早期劣化がほとんどの理由です。
湿度や結露はカビを呼び、ダニを招きます。低ホルムアルデヒド住宅になってからは、カビは暴れ放題で、最近、過敏性肺臓炎という高齢者特有の病気まで新たに出現しています。

マンションの天井・壁・床にはコンクリート躯体が呼ぶ湿気をコントロールする機能が、住む人の財産や健康を守るのです。エアコンや除湿機頼みでは、お金がいくらあっても足りません。
樹齢の2倍の耐久性をもつ天然木商品を使えば、その永続的な調湿力でコンクリートの湿気を抑え込むのです。
マンション生活者の皆さん、リフォームをするときはその素材を見直してみませんか?

こんな天然木リフォームに興味のある方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/

実際にモデルルームでその効果を確認したい方はこちら⇒http://modelroom.forestreform.co.jp/

天然木でロングライフリフォームされたマンションを買いたい方はこちら⇒http://mansion.forestreform.co.jp/

Close
Kyohei Takaoka 高岡 恭平

森林浴生活株式会社 代表取締役社長
マンションリノベーションアドバイザー

旧パナホーム営業マン歴22年、不動産営業マン歴8年、リフォーム専業歴15年。
マンションリノベーションアドバイザー。建築物石綿含有建材調査者。
マンションや戸建全般に通じ、不動産購入の手続きにも詳しく、広く相談に乗れます。

Close
Hiromu Yamamoto 山本 寛

ヤマモトヒロムデザイン事務所 代表
一級建築士

一級建築士。設立34年目を迎えるヤマモトヒロムデザイン事務所の代表。
店舗デザイン、戸建の建築に携わって40年以上。モダンでおしゃれな空間設計に定評があり、オーダー家具のデザインも多数手がける「見せ方のプロ」です。

Close
Satoshi Fujisawa 藤澤 敏

藤澤工務店 代表
大工

宮大工修行を含め、神戸で大工歴50有余年。
昔ながらの木造建築、特に無垢材の扱いに長ける。「神戸の大工は建具が扱えて一人前」と豪語する棟梁で、マンションリノベーションも経験豊か。