コラム

Column

隠れ結露の正体

立て続けの台風さわぎから、季節は突然秋に進んでいます。でも、夏の暑さが強烈だったのか、山を見ても紅葉の気配はとんとなく、今年の見ごろはいつになるのやら?
日本の四季は山や街路樹の景色に素直に現れますが、マンション室内にはあまりよろしくないものが壁やカーペットに隠れていたりします。
それが、隠れ結露です。

家具をどけてこの程度のカビなら、さほどひどいようには思えませんね。

石膏ボードについたカビ痕はさほどではありませんね。でも、おやおや?
コンセントプレートを外すと、金具が錆びだらけです。

床が気になってカーペットを剥がしてみると驚きました!
カーペットと止めるグッリパーがぐっしょり濡れています。
工事日は、まだ外が暑い9月後半ですよ。真夏に壁結露が発生していたことになります。

でもこの程度なら、0.9㎜の遮熱シートで石膏ボードの断熱補強で大丈夫です。

5.5㎜ベニヤでしっかり押さえます。ラワンベニヤを使っているのでクロスがスムーズに貼れるんですよ。

さあ、次はカーペットの貼り替えですが、古いグリッパーは取るだけで濡れ濡れの粉々のです。

新しいグリッパーを改めて取り付けてカーペット梁の準備が万端です。

古いグリッパーがいつから濡れていたのかは確かめるすべがありませんが、寒い冬以外でも外壁の断熱材が劣化すると壁結露が発生し、ベニヤに浸み込んでカーペットでふたをされていると、乾かずに濡れたままだということがわかりました。
まさにカビが繁殖するのにおあつらえ向きの環境が、壁結露によってもたらされたということです。
皆さん、たまには外壁際の家具を動かしてみましょうね。

こんなマンションのあらゆる場所の結露対策が気になる方はこちら→http://forestreform.co.jp/

Close
Kyohei Takaoka 高岡 恭平

森林浴生活株式会社 代表取締役社長
マンションリノベーションアドバイザー

旧パナホーム営業マン歴22年、不動産営業マン歴8年、リフォーム専業歴15年。
マンションリノベーションアドバイザー。建築物石綿含有建材調査者。
マンションや戸建全般に通じ、不動産購入の手続きにも詳しく、広く相談に乗れます。

Close
Hiromu Yamamoto 山本 寛

ヤマモトヒロムデザイン事務所 代表
一級建築士

一級建築士。設立34年目を迎えるヤマモトヒロムデザイン事務所の代表。
店舗デザイン、戸建の建築に携わって40年以上。モダンでおしゃれな空間設計に定評があり、オーダー家具のデザインも多数手がける「見せ方のプロ」です。

Close
Satoshi Fujisawa 藤澤 敏

藤澤工務店 代表
大工

宮大工修行を含め、神戸で大工歴50有余年。
昔ながらの木造建築、特に無垢材の扱いに長ける。「神戸の大工は建具が扱えて一人前」と豪語する棟梁で、マンションリノベーションも経験豊か。