コラム

Column

100年物の御簾戸と桐の扉

ここ数日、複数現場の竣工が重なり、事務所のパソコンの前に座る暇もなく、久しぶりの投稿です。
中でも、大変だったのは約2か月かかったK様のリノベ物件でした。
出来栄えも上々でお客様には気持ちよくお引渡しを受けて頂きました。

【江戸中期の古民家からでた御簾戸です】

元々、6帖だった中古マンションの中和室を4畳半に間取り変更しました。敷居・鴨居をはずし、垂れ壁を取り、天井高さを調整(貼り替え)してから、御簾戸に合わせて鴨居と敷居を作り直すのはなかなか大変な仕事でした。腕利きの大工さんならではの仕事です。

御簾戸横には、古い民家の玄関引き戸を改良した引込み戸を合わせて作っています。廊下幅と高さ調整のために古い戸を真新しい杉でグルリと巻いています。この加工された引き戸だけを見た時はどうかと思いましたが、御簾戸と並ぶとしっくり収まり、安心しました。

【開けると桐の押入れ戸が見えます】

和室を狭くしましたので、圧迫感をなくすために上部を抜きました。リビングからはこだわりの天井クロスと和紙の照明器具が見えて、異質なはずなのに一体感があります。

【御簾戸特有の透かし感が室内を狭く感じさせません】

この御簾戸は真ん中の帯の部分が桐、丸い取手が竹というなかなかの細工物です。
建具で一番最初に決まったのがこの御簾戸だったので、他の建具も全て桐で製作することになったのです。

【玄関側からみたリビングの引込み戸と御簾戸】

右手に見える扉は洗面所の入口につけた桐の片開き戸です。マンションでは、洗面所の扉はオプションであることが多いのです。お客様が中古で買われたこのマンションも最初から扉はなかったのです。

【廊下側から見た洗面所の桐の扉】

今回の桐の扉は一部を除いて四方框にしましたので、豪華さがグンとあがりました。何よりも桐はとても軽いので、か弱い女性の腕力でも軽々と取り外すことができます。マンション用の桐の四方框の建具の試作にご協力を頂いたお客様には感謝、感謝、感謝です。

森林浴生活は、天然の無垢材を使ってお客様のこだわりを実現させて頂くことを無上の喜びとしています。
こんな中古マンションに興味のある方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/top/index.php

実際にモデルルームで確かめたい方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/about/modelroom.html

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Kyohei Takaoka 高岡 恭平

森林浴生活株式会社 代表取締役社長
マンションリノベーションアドバイザー

旧パナホーム営業マン歴22年、不動産営業マン歴8年、リフォーム専業歴15年。
マンションリノベーションアドバイザー。建築物石綿含有建材調査者。
マンションや戸建全般に通じ、不動産購入の手続きにも詳しく、広く相談に乗れます。

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Hiromu Yamamoto 山本 寛

ヤマモトヒロムデザイン事務所 代表
一級建築士

一級建築士。設立34年目を迎えるヤマモトヒロムデザイン事務所の代表。
店舗デザイン、戸建の建築に携わって40年以上。モダンでおしゃれな空間設計に定評があり、オーダー家具のデザインも多数手がける「見せ方のプロ」です。

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Satoshi Fujisawa 藤澤 敏

藤澤工務店 代表
大工

宮大工修行を含め、神戸で大工歴50有余年。
昔ながらの木造建築、特に無垢材の扱いに長ける。「神戸の大工は建具が扱えて一人前」と豪語する棟梁で、マンションリノベーションも経験豊か。